赤外線画像6:赤外線外壁調査3
前回の赤外線画像5と同じ建物、同じ壁面です。撮影距離を変えた画像となります。前回は7メートルから今回はさらに離れて27メートルからの画像です。
外壁タイル面の同じ箇所に温度異常が見受けられ形もほぼ同じです。右側の温度バーは、32.6℃から42.1℃を示しサッシ、ガラス部分は、34.0℃。左の健全な外壁部分は、37.7℃です。サッシ左側の温度異常箇所は、41.6℃かなり温度が高く表示されています。この部分がタイルの浮きと考えられます。
この画像に出ている温度は実際の壁面温度ではなく外壁タイル面から生じる赤外線放射エネルギーを検出し、見かけの温度に変換し、その分布を画像表示しています。よって1枚1枚の赤外線画像で温度が変わってくるため画像5の温度数値と同じにはならないのです。1画像、1画像での温度分布をしっかり解析して不健全部分を見つける実に細かい作業が技術者には求められます。
400件以上の解析を行ってきた経験豊富な技術者がいること。ここが大阪建物病院の強みです。やはり企業は人です、まさに人財といえるでしょう。