大阪市南森町で赤外線外壁調査
5月に市街地である南森町のビルの赤外線外壁調査を行いました。近隣には、ビルだらけで映り込みを避けるためにどこのポジションで撮影すべきか?とても苦労いたしました。
画像の精度を上げるためには、周りの建物の映り込みを避けて調査建物のみの温度情報を得るために的確な時間(太陽の日の当たり具合)に撮影することが非常に重要です。
この画像は建物の南面に出っ張りがありその東面を撮影したものです。明らかに温度異常の箇所が見受けられます。(オレンジ色の所です)高温は、25.5℃をさし健全なタイルの箇所は25℃ちょうどでした。まさに0.5℃の差が生じています。レインボーの色目では、解析は難しく色目のパレットを変えていけば良くわかります。ちょうど解析の色目のパレトとしてbhhot‐13を活用してみました。(画像添付)
この東面では、健全なタイルより0.5℃高温のタイルを拾っていけば、不具合箇所がわかるでしょう。
南面、西面、北面も同様にして基準点のタイルの温度差をつかみ面全体の温度分布を調べればタイル浮きの可能性のある箇所がわかるものと思われます。
街中の案件でも少しの工夫で赤外線画像の精度を上げることは可能です。大阪建物病院は、1歩 1歩 技術力向上のために前進していきます。なにかお困り事があれば、大阪建物病院までご連絡ください。 お待ちしております。