赤外線画像3:赤外線外壁調査
赤外線画像1と同じ画像です。色目を変えて右側の温度バーを最高25℃ 最低を20.6℃とかなり温度幅を絞り込みました。新たに温度のポイントを3か所追加してみました。真ん中の水色の十字は22.3℃です。サッシの下部は26.4℃と一番温度が高く絞り込みの際に画像下部に怪しい赤色の高温部分が現れここが、24.2℃
グレーのところは、22.8℃と1.4℃の差があります。健全部分と比較して明らかに温度の高い楕円形の赤い部分はタイル浮きの疑いがあります。
この様に1枚1枚の画像を温度バーを動かしながら画像解析して温度変化の出方の怪しい不健全部分を見つけていくのが赤外線解析の技術力となります。かなり大変な作業です。長年の経験、知識が必要となります。
同じ画像でも色目を変えるだけでこんなに違ってきます。まさにフリアーマジックです。画像解析には、わかりやすい色目で温度情報を探っていく地道な作業が続きます。天候の良い条件の下で写り込みを避けての確実な撮影技術と高度な解析力がとても大事なことがおわかりでしょう。次回は、漏水の画像を検証してみましょう。