ITCレベル1の研修に参加してきました

2月17日～21日の5日間に渡って、東京都にあるフリアーシステムズジャパン株式会社が、スウェーデンに本部があるITC（Infrared Training Center）から委託を受けている研修会に参加してきました。

弊社からは私を含め2名が参加し、他には弊社と同じく赤外線外壁調査を主としている会社や半導体メーカー、赤外線代理店など合わせて6名の参加でした。中にはじゃがいもの品種改良に赤外線カメラが使えそうだということで参加されている方もいました。

はじめは自己紹介からはじまり、赤外線カメラの実用例などから熱化学の基礎、電磁スペクトル、放射エネルギーの交換、解析技術など、実習を交えながら学びました。文系だった私にとって頭がパンクしかけるところも何度かありましたが、何とか4日間を乗り切りました。途中、赤外線カメラを校正するのに使われる「黒体炉」と呼ばれる装置の見学もさせていただきました（フリアーシステムズジャパンにあったものは最高温度が1600℃近くになるそうです）。

そして最終日には試験があり、新たな試みとしてPCやタブレット、スマートフォンで解答する方法になったようで、全ての解答を終え “Completed” のボタンを押下すると即座に点数と結果が……。あれはかなり心臓に悪い仕様のように思いました(笑)

結果は二名とも合格、どうやら参加者全員が合格という結果だったようです。

この研修で得た知識を現場でも生かして、大阪建物病院はさらに精度の高い撮影、解析を行っていきます。