大阪建物病院ブログ

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2023.02.28

Category: スタッフブログ

ITCレベル1の赤外線サーモグラフィ研修を受けてきました

フリアーシステムジャパンがスウェーデンに本部のあるITC(INFRRED TRAINING CENTER)から委託を受けている研修会に5日間参加してきました。

まずは、この研修が「ISO18436-7」 ヨーロッパ側の規格であり日本もこれに準じていること。1965年に世界で初めてスウェーデンにおいて民生用の赤外線が開発されたこと。現在では軍需にも多く活用されておりフリアー社は、世界的なシェアが高くアメリカの会社であることなどなど基本的なことから学びました。

参加者は、大手製造メーカー、商社、つくばの研究所、損害保険会社、赤外線代理店、広告看板業、建材業、私と同じ設計事務所など14名の参加でした。若手メンバーばかりで私が最年長でした。

初日は、自己紹介から始まりサーモグラフィとは? 「非接触型の熱画像装置を使って熱情報を収集し、解析する科学」  次に熱化学の基礎として熱と温度の違い、1対1対1の法則(1J=1Ws=1Nm)

絶対零度  0K ケルビン、 摂氏 -273℃

熱伝達を理解するために  ・伝導 ・対流 ・放射        

熱伝導とは、分子間の衝突による熱エネルギーの分子から分子への直接移動である

アイソサーモを利用、サーマルチューニング、パレットの変更・・・

ステファンボルツマンの法則   放射の量と温度の関係がわかる 風の熱損失は大きい・・・  色々なラボ実習を行いみっちり勉強した濃い5日間でした。

最終日に試験がありスウェーデンの本部での採点を経て 無事にカテゴリー1 サーモグラファー CERTIFICATE を取得した次第です。 

新たな知識も増えたので赤外線外壁調査の精度をさらに向上させるべく技術力を磨いていきたいと改めて心に誓う良いきっかけになりました。赤外線サーモグラフィは奥が深くとても面白い。まさに赤外線マジックです。これからも気張っていきますよ。

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