豊岡市で赤外線外壁調査
今回は、豊岡市で赤外線外壁調査を行いました。タイル貼りの建物です。
竣工後、かなりの時間が経過しておりタイルの劣化もあったため何度か補修されている案件でした。いたるところに補修跡 目地に小さな注入の穴が空いておりました。この補修跡の多い建物の赤外線調査は、難しい点があります。
温度反応では、高温反応が出るのです。注入していても空間が残っておりどうしてもタイルの温度が高くなります。打診調査においてもタイルが浮いているような打診音が出ます。しかし、補修しているためタイルは、剥離はしません。よほど劣化が進んでいればわかりませんが。
赤外線調査をする場合には、出来るだけ建物の補修、改修情報を教えていただいたうえで調査を行いその箇所については、浮きから外していく作業が出てきます。
このように改修情報量を増やすことや打診調査の面積を増やすことなど少しでも多く外壁に関する情報を集めながら建物の解析を行います。赤外線調査だけでなく色々な調査を組み合わせた複合技が重要になってきます。
大阪建物病院では、少しでも多くの情報を集めて検査精度が上がる方法を日々考え続けております。