京都で赤外線外壁調査
晴れの日が続き赤外線検査日和です。今回は京都にあるビルの外壁調査を赤外線で行いました。1階まわりや塔屋については、打診調査を行いタイルの浮きの確認をいたしました。
打診箇所においてほとんどタイルの浮きは無く建物上部においてもタイルの浮きは少ないのではないかと想定しましたが赤外線で確認すればエフロが多く出ている箇所では、どうやらタイルの不具合がありそうな感じです。
調査詳細については、データを持ち帰り弊社の経験豊かな技術者に画像の解析を行ってもらいます。この解析業務がなかなか大変で画像1枚1枚をバーを動かしながら温度変化の一定以上あるところを見つけて四角く囲っていきます。その箇所を画像だけでなく立面図に落としこんで初めてプロット図が完成いたします。
タイルの不具合箇所の面積を算出して東西南北の4面でのタイルの浮きの状況を立面図にプロットし赤外線調査画像、打診調査画像を添付して報告書は完成です。いやはやすいません、最も大事な、考察・結論を忘れておりました。
この様にして外壁調査の報告書ができてきます。建物の状況履歴としてデータで残りますので皆様から喜ばれております。この先10年後に再度、赤外線調査を行い今回のデータと比較することで壁面の劣化の進行具合がはっきり致します。
所有されている建物を赤外線外壁調査を行い既存建物の状況を確認し長寿命化へと次に繋げて頂ければ幸です。