京都で赤外線外壁調査
桜の花が散り山の新緑がとても美しい季節となりました。
朝晩は涼しいもののお昼の気温が20度を超えてくるこの季節は赤外線外壁調査にはもってこいの時期となります。今回は京都の案件調査です。この現場の外壁タイルには目地がモルタルで詰められておりません。接着材のみで張り付けられております。通常の赤外線調査では、目地から温度上昇がありサーモグラフィ画像にも目地はタイル面よりも高温で出ています。さらに不具合箇所(タイルが浮いている箇所)も高温反応になっております。
今回は、目地が詰められていないため温度反応がいつもと少し違います。気温の上昇と共にタイル面の温度が上昇してきます。東面は、朝日が当たり10時半過ぎには表面温度もかなり上昇してきます。そのタイミングで赤外線調査開始しました。タイル面においていくつかの高温反応が出る箇所がありました。
打診調査では、1箇所もタイルの浮きは確認されませんでした。それでも赤外線調査ではいくつかの温度反応がある・・・
考えられる理由は、タイルにひび割れや欠損があれば高温反応が出る。よってタイルが浮いているわけではないがサーモグラフィ画像では、高温になっていると考えられる。
赤外線外壁調査では、撮影の技術力もさることながら画像解析の技術力が相当求められます。なかなか難しいです。長年の経験、多くの実績が肝となります。
昨年は多くの案件を調査してきました、さらに経験を積みまして社員一同 前へ前へ技術力を向上させていきます。
さて次の検査は、どこでしょうか? どんな案件でしょうか? とても楽しみです。