ドローン赤外線外壁調査
11月6日から随分長い時間更新できず申し訳ありません。先週 外壁調査報告書をオーナー様へ説明に上がり提出いたしました。
建物全体のタイルの浮きは非常に少なく維持管理、細かいメンテナンスが行き届いた良い建物でした。ただ、1か所大きな温度反応がありその部分について従来の地上から見上げでの赤外線撮影と今回は、初めてドローンを活用したほぼ水平での赤外線撮影を行いその違いを比較するという興味深いものになりました。
まず、上記がドローンで撮影した赤外線外壁調査画像です。真ん中に色目の違う箇所が出ております。この部分が回りの壁面と比較して温度異常がある箇所になります。続いて下の画像が、従来通りの地上から見上げての撮影画像となります。ここでも同じ箇所に温度異常の色目の違いが、目地から出ていることが見て取れます。
機械は、正直です。温度の違う箇所は、しっかりと出てきます。さらにほかの画像の検証も進めてドローンの良さ、いい所を見つけていきたいと思います。
地上からの撮影の難しい箇所、見上げ角度が厳しくなる所(障害物、樹木等がある)での活用はできると思いました。
ただ課題も多く敷地に余裕がなければ、道路の占有許可の取得、飛行場からの距離が近いと飛ばせない、鉄道の線路が近ければ上空にあげる高さの距離内に線路があれば鉄道会社へ許可をもらう(法律にはないですが)など飛ばすための前さばきが大変です。敷地に余裕がない街中では、まず飛ばすことが難しいのではないかと感じました。
バッテリーの時間(1本20分程度)ですので切れる前には、余裕見て早めにバッテリー交換しなくてはなりません。電線などの障害物、風が強いと不安定になるなど操縦する人間の腕も大事な要素です。
あれもこれもいくつもありネガティブになりますが、1つ1つ解消してドローンでの赤外線外壁調査ができるノウハウをはやく蓄積したいものです。
常に挑戦ですね。 やってみなはれ! と天から声が聞こえたように思えた11月になりました。