外壁調査:クラックスケール
外壁調査でよく使う道具を紹介いたします。クラックスケールです。外壁調査においてよく見かけるのが壁面のひび割れです。このひび割れがどの箇所にどのくらいの長さであるのか?さらには大きなものは、このスケールを活用して幅を計測いたします。
透明なアクリル板に0.03ミリから1.5ミリ、2.20ミリまでの幅の黒い線が描かれており実際のひび割れの上にあてて幅がどの線に当たるのか?とてもよくわかります。その幅を確認して記録に取っていきます。
今回のひび割れは、1.3ミリとそこそこの大きさがあり長さはほぼ3メートル まれにみる大きなものでした。
雨が当たる箇所であれば水が浸透して内部の鉄筋が錆びてしまうという重大な劣化の原因となります。内部の鉄筋が錆びれば爆裂となりコンクリートが割れて剥落することとなり重大事故につながります。早め早めの対応、ひび割れもほってはおかずに早急に修補することです。このことが、長い目で見れば建物維持管理において大きな補修費が出ない事となります。
秋の台風の季節です。今一度 建物をしっかり調査してみませんか?
赤外線カメラを使い部分的には打診調査を入れて壁面の隅々まで目視でひび割れを探します。さらに詳細調査であれば、屋上からゴンドラを吊るしての壁面調査を行います。様々なメニューがありますしそれぞれの建物に合った調査をご提案させていただきます。
いつでもお声をかけてください。大阪建物病院が、診断させていただきます。
今回爆裂が出ましたので次回は、その爆裂をご紹介いたします。