本年第一号　赤外線外壁調査

寅年　最初の赤外線外壁調査にいきました。

赤外線外壁調査は、1月の気温の低い中で大丈夫なのか？よくある質問です。　今回の調査では、気温が最高8.6度でした、ただ朝から天気が良く、調査対象案件の壁面には、良く日光が当たり壁面温度は、徐々に上昇しておりました。

東面は、10時半過ぎから撮影開始、南面は11時半過ぎから開始してその時の赤外線画像です。この画像(赤い所）では、しっかり温度反応が出ており温度の高い所（SP1）が23.7度　その近くの壁面（SP2）で22.7度と1度の差が出ており黄色の箇所では18度と温度の差が大きく出ておりました。

この画像のタイル浮きの箇所は、長い打診棒で事前に確認できていた箇所ですのでこの箇所で赤外線調査においてしっかり温度反応が出れば、1月の調査も問題ない・・・。カメラ性能、撮影技術、天候などの外的要因、画像解析技術などが非常に重要ではないか。

天気が良く壁面に日光がしっかり当たり風速もこの日は、平均2.7m／Sと風のない日でありましたのでこれらの条件が揃えば、必ずしも冬の赤外線外壁検査は無理との話にはならないと確信した次第です。

今年も多くの建物調査を赤外線カメラで行うと共にドローンでの赤外線外壁調査をも推進していきたいと思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　色々な赤外線調査データを集めてさらに研究を深め調査精度の向上に努めます。

どうぞ今年も大阪建物病院の歩みにご期待ください。