大阪建物病院ブログ

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2020.06.08

Category: スタッフブログ

赤外線画像4: 漏水

今回は、木造一戸建ての2Fの天井漏水についての赤外線画像です。温度の高い箇所を見つける赤外線外壁調査とは違い温度の低いところを探します。温度が低い箇所がブルー色でさらに低いと白色で出ています。左下はサッシが写りサッシ枠とガラス(28.6℃)で温度が低く出ています。右下が室内エアコンが写りここも温度が低いことがわかります。天井面はグレー色で30.1℃です。右上の丸い室内ライト(33.3℃)は温度が高く出ております。

右側の温度バーは最高31.7℃-最低28.9℃とあります。この温度は実際の壁面の温度ではなく壁面から生じる赤外線放射エネルギーを検出し見かけの温度に変換します。その温度分布画像表示する装置が赤外線サーモグラフィーです。

ここでは天井の真ん中に温度分布のおかしな形が現れています。実際の可視画像では水漏れのシミがなく漏水箇所はわかりません。水を含んだ箇所は、水分が気化していき温度が周りよりも低くなります。この温度差を見つけ出し漏水個所を探し当てるのが赤外線漏水調査となります。

すでに200件以上の漏水建物を調査してきました。漏水個所から赤外線調査箇所を広げて(2Fの床、壁、天井、屋根裏など)住宅の様々な箇所を調べ健全な箇所を消去して原因箇所の特定を行います。これもフリアーマジックです。

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